最近発表のあった重要指標のNFP、FOMC、BOJを起点として、トレンドが発生している事例がありました。
そして、その発表時の値動きに共通点がありましたので、少しとりあげてみたいと思います。
まずは、7/8のNFPですが、発表時の値動きは、上へと100pipsほど動いた後、「全部戻し」て下へ30pipsほど押した後、再度上方向へと抜けていきました。
下図は、発表前後のUSDJPYの15分足です。
つづいて、7/27のFOMCです。
発表直後、下方向へ35pipsほど押した後、「全部戻し」て上方向へと抜けていきました。
下図は、発表前後のEURUSDの15分足です。
最後に昨日7/29のBOJですが、発表直後は120pipsほど上へ吹き飛んだ後、「全部戻し」て下方向へ170pips落ちていき、じわじわと戻りを試しましたが、結局下方向へと抜けていきました。
これに関しては、まだトレンドが発生しているかどうかは断言することはできませんので、来週以降の値動きを見ていく必要はあると思います。
下図は、発表前後のUSDJPYの15分足です。
上記3例での共通点は、中央銀行の金融政策に直接関連する重要指標であることと、指標直後の値動きを全部戻してしまったところです。
上記以外にも、過去振り返ってみると、こういった流れがあったように記憶しています。(ECBとか日銀とか)
なぜトレンドが発生するのかについて考えてみましたが、重要指標であるため発表直後に相当量の玉が打ち込まれ、全戻しになっても指標結果の誤認?(発表内容と値動きとのズレ)からなかなか損切されないのかなぁと思います。
少し長めの期間での差益を狙っているのかもしれません。
ですので、損切の反対売買が発表時の価格とかなり離れていても断続的に行われるのとともに、新規のトレンド巡行の玉も入ってくるので、強いトレンドが発生してしまうのではないでしょうか…。
いわゆる、「ひげで捕まった」というやつでしょうか…?
あくまでも憶測ですし、いつもこうなるというものでもないと思いますので、ご参考までにということで…。
#Forex #Trading