2015-02-06

USDJPY 経済指標

本日発表の経済指標、米・非農業部門雇用者数 / 米・失業率(雇用統計) / 米・平均時給 (対前月比) (1月)、の予想をしてみたいと思う。



S&P500、およびCrude OIL(WTI)との相関関係に注目し、線形回帰分析を行った。

算出結果は以下。



平均時給が市場予想値を下回ったが、雇用者数、失業率ともに、市場予想値を上回る計算値を得た。


先月(JAN-2015)と同様に、瞬間的に上振れた後に、徐々にプルバックし、全戻しとなることを予想したい。


景気遅行指数である雇用部門の数値は、寒波、シェールガスの不振というネガティブ要素はあるが、原油価格下落の好影響を強く受け、力強く上昇していると見ている。



NFP: 上振れ(全戻し)



#Forex #Trading

窓埋め GBPUSD マーケット情報

2015-01-05に開いた小さめの窓(1.53242 - 1.53186)が、先ほど埋まりました。



メジャーサイクルのチャネルレンジ(*1)への回帰を狙い始めた頃から、ひとつの節目と考えていたのだが、まさか埋めるとは。

あらゆる可能性を排除してはいけないのだろうか。



*1: アンドリューズピッチフォーク
   price 1: 1.70867(2014-05-27)
   price 2: 1.66917(2014-05-29 安値)
   price 3: 1.71905(2014-07-15 高値)



#Forex #Trading

デンマーク中銀、CD金利を‐0.75%に引き下げ DKK マーケット情報

デンマーク中央銀行は5日、主要政策金利である譲渡性預金(CD)金利をマイナス0.75%とし、マイナス0.5%から再度引き下げた、とのこと。

quote: http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPL4N0VF66K20150205




今年に入ってから、早くも4回目の金利引き下げです。

-0.05% → -0.20% → -0.35% → -0.50% → -0.75%


EURDKKの固定相場制(PEG)の維持ができなくなった場合、DKKは対ユーロでの退避通貨の位置づけから、通貨高(EURDKK安)に振れる可能性があるのだろうか。



#Forex #Trading

2015-02-05

ウクライナ中銀が大幅利上げ UAH マーケット情報

ウクライナ中央銀行は5日、主要政策金利であるリファイナンス金利を14%から19.5%に引き上げた、とのこと。

quote: http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0VF4N420150205



中銀の決定を受けて、ウクライナフリブナは、対ドルで16.61から24.63へと暴落した模様。

計算上の騰落率は48.3%となります。



#Forex #Trading

EURUSD マーケット分析

少し気が早いが、EURUSDの中期目標を立ててみたいと思う。



昨日はギリシャのグレグジットのリスク低下観測と、原油価格の下降トレンドの終焉観測により、EURUSDショートポジションが大きく巻き戻される展開となった。

ただ、今回の反発(23.6% fib 2)は、日足レベルの視点で見れば、自律調整の範囲で、中長期トレンドを変えるまでには至らないと考えている。


テクニカル分析を行う上での、基本セットアップは以下。

アンドリューズピッチフォーク:
  price 1: 1.35018(2014-06-05 安値)
  price 2: 1.36967(2014-06-30 高値)
  price 3: 1.24996(2014-10-03 安値)

フィボナッチリトレースメント 1:
  price 1: 1.10960(2015-01-26 安値)
  price 2: 1.39503(2014-05-06 高値)

フィボナッチリトレースメント 2:
  price 1: 1.28859(2014-10-15 高値)
  price 2: 1.10960(2015-01-26 安値)


2015-01-05から中期下降チャネルを下方ブレイクし、加速度をつけた下落は2015-01-26に一旦の底値を付けたようだ。

ECBのQE(量的金融緩和)材料が出尽くしたことから、2月中は短期トレンドは発生しにくいと思われる。

そして、3月に入りQEが実施されると、その効果により再び下降チャネルに沿って下降トレンドを形成し、2015-12-01付近でパリティ(1.00000)を達成、年末(2015-12-31)にターゲット1(0.99000 - 0.93320)に到達、年度末(2016-03-31)にターゲット2(0.93320 - 0.87000)に到達することが予測できた。

もちろん、メジャーサイクルが下降トレンドを継続することを前提にした楽観モデルではある。

ユーロ圏の諸問題や、米国実態経済の停滞懸念が顕在化した場合は、トレンド転換の起点となりうるので、再計画が必要になるだろう。

  ・ユーロ加盟国の離脱問題

  ・ロシアとの国際関係緊張化

  ・他通貨のQEによる相対的なユーロ高(ECBのQE量不足含む)

  ・米国の金利引き上げ時期の後退


この度のEUR関連の大幅調整により、大きなドローダウンが発生してしまった。

過去のヒストリカルデータからストップ幅を算出しているが、どうも相次ぐ金融緩和によりボラティリティが増しているように感じている。

ストップ幅の点検も含めて、次なるリスク(特に潜在リスク)に備えたいと思う。



#Forex #Tradin

2015-02-04

中国人民銀、預金準備率を0.5%ポイント引き下げ CNH マーケット情報

中国人民銀行は、預金準備率を20.0%から19.5%に0.5%ポイント引き下げ、5日から実施、とのこと。

quote: http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPT9N0PF01620150204


これを受けて、市場は中国人民元安で反応した模様。

また、関連通貨のAUD、NZDで一時的に通貨高に振れたようです。





relation: http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NJ8BE36KLVRD01.html


#Forex #Trading

2015-02-03

豪中銀が利下げ、過去最低の2.25%に AUD マーケット情報

オーストラリア準備銀行は3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを2.50%から25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低となる2.25%にすることを決めた、とのこと。

quote: http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0VD1SP20150203

現在AUDクロスは全面安、引きずられるように市場は、NZドル安、円高で反応をした模様。


騰落率ランキング(本日)



reference: http://jp.reuters.com/article/jptokyomarket/idJPL4N0VD1X620150203
        http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPL4N0VD23Q20150203



#Forex #Trading

AUD 経済指標

本日、豪中銀がRBAレート声明を発表する。

一部で利下げ発表が行われるのではないか、という観測があるようだ。

reference: http://jp.reuters.com/article/forexGlobalMarketReport/idJPL4N0VC1I920150202


もし、利下げが発表されると、豪ドル関連は一時的に全面豪ドル安の展開になることが予想される。



先月(JAN-2015)の豪経済指標を確認してみたが、雇用、生産の分野では、堅調な数字が目に付いた。

しかし、消費(CPI、小売売上高)分野においては数字が弱く、特にCPI(YoY)は、2%を下回っている。

デフレ懸念があるかもしれないし、原油価格下落による一時的なものと捉えられるかもしれない。



豪中銀が金利政策に打って出る材料としては、他国の相次ぐ金利引き下げ、原油ショック、自国消費者物価指数の低下、と揃ってはいるがどうだろうか。




一方、観測記事により、マーケットのポジションは豪ドルショートへと大きく傾いているところに注意したい。

大きく豪ドル安に振れた後、強烈な利益確定買い戻しが入る可能性があるかもしれない。


価格の急変動リスクがあるので、注意して臨みたい。



#Forex #Trading

2015-02-01

マーケット回顧

先週の振り返りと、合わせて先月分の振り返りを行ってみたい。


まずは、積算騰落率週間ランキングから。



週前半は、EURに対して、金融緩和、ギリシャ選挙の材料出尽くしによる大きな調整が入り、関連銘柄全般にユーロ買い戻しの流れが発生していた。

資源国関連通貨(CAD、AUD、NZD、ZAR)に関して、カナダ中銀の政策金利引き下げに端を発する断続的な強い売りが発生していた。

特にAUDに関しては、今週政策金利発表を控えており、利下げ観測が出ているため、さらに売り圧力が続くと思われる。

また、目立たなかったが、週全体に渡ってGBP関連の乱高下(週前半: 強含み、週後半: 弱含み)が起きていた。

マイナー通貨では、TRY関連(EURTRY、USDTRY)が、金利引き下げ以降、堅調推移を見せており、特にEURTRYは、メジャーサイクルのトレンド転換(上昇転換)の可能性まで出てきているようだ。

週間ランキングでも首位、三位と健闘している。

リスク管理の観点からロシアルーブルに注目していたが、やはりと言うべきか、利下げ発表が行われた。

ウクライナ問題は、逆石油ショックから、世界規模の金融ショックに繋がる可能性があると考えているので、引き続き注視していく必要がありそうだ。(株安円高リスク要因)



続いて、積算騰落率月間ランキングを見てみる。



スイス中銀のPEG解除が、今月の最も印象的で、学びの多いイベントだった。

だが、スイスフランクロス通貨が上位を独占、とはならなかった。

筆者一押し銘柄のUSDCADが、あれだけのインパクト(瞬間騰落率-40%)があったEURCHFを押さえての堂々の首位になっていた。

着実なトレンドの怖さを物語っていそうである。

米ドル高加ドル安の関係(恐らく今月の最強と最弱の通貨の組み合わせ)を崩す材料が見当たらないため、引き続き強トレンドが続きそうだ。

今月の表の主役がスイスフランなら、影の主役は加ドルだったと言えるだろう。

また、ECBのQE(量的金融緩和)の発表も、経験の浅い筆者にとっては印象的なイベントとなった。

EUR関連銘柄も上位になっている。

世界的な金融緩和と通貨安誘導の流れに乗ることで、収益性を確保しやすい地合いだったのだろう。


さらに言うなら、EURJPYとEURUSDの関係に注目したい。

実は、円と米ドルは同程度に強かったのである。


今月の為替相場を一言で表すなら、「ショーター大勝利」だろうか。



#Forex #Trading