2016-05-07

米大統領交代選挙年とアノマリー アノマリー

今年は米国の大統領選挙年ですね。

直近の大統領は、


選挙年 在任期間

1992年 1993 - 2000 ビル・クリントン (民主党)

2000年 2001 - 2008 ジョージ・W・ブッシュ (共和党)

2008年 2009 - 2016 バラク・オバマ (民主党)


となっています。

米国株取引での有名なアノマリーとして、「Sell in May」というものがありますが、これと大統領選挙年前後の株価指数の値動きに共通点がありましたので、少し整理しておきたいと思います。



下図は、前々回の選挙年(2000年)前後のS&P500月足チャート




下図は、前回の選挙年(2008年)前後のS&P500月足チャート




下図は、今回の選挙年(2016年)前後のS&P500月足チャート



これらを比較してみると、5月が転換点というわけではないですが、大統領の前期から株価は上昇し続け、大統領後期(含む選挙年)にピークを迎え、選挙年付近から徐々に方向を下向きに変え、次期大統領の前期に深い大底をつけるパターンになっています。

今年がまさにこの選挙年の該当し、前年の5月にピークをつけたようなチャートに見えなくもないようです。

どのくらいの押し目をつけるのかは分かりませんが、これから米株の買い仕込みのタイミングを図っていくような視点で見てみるのも、面白いかもしれません。



#Forex #Trading

2016-05-06

トレード記録 NZDJPY

今回は、NZ円のトレード報告を行いたいと思います。


下図は、NZDJPYの日足チャートです。



少し前に触れましたが、BOJ金融政策発表を起点として、イベント起動型の取引を始めていました。

また、NZ円については、チャネル上限へ接している状況だったので、プライストリガー型の取引だったとも言えそうです。


チャネル内に上昇波が3つ、下降波が3つの構成になっているように見えます。

チャネル内逆張りトレードの場合は、チャネルに順方向に取引することがセオリーだと思いますが、上昇波は途中で陰線の数が下降波に比べて多く、また押しも深くなっています。

値幅は上昇波、下降波ともに十分にありそうですが、下降波だけを狙った方が、取引期間も短く、途中のリバに対して狼狽しにくいかもしれません。(足元のNZ円の特徴です)


私のような、ピラミッディング主体のトレードの場合、途中の押し、戻りは、即パンクに直結してしまうので、一気に目標価格まで下降(上昇)する相場でないと、なかなか利益を確保することが困難な場合が多いです。


目先のターゲットは、チャネル下限域(既に到達していますが…)としています。

また、2015-08-24のフラッシュ相場でつけた72.417を何度もトライする値動きになっているようなので、今回のタイミングでチャネルブレイクする可能性もあるのかなぁ、とは思っています。


もし、この支持線を割るようなことになると…。





#Forex #Trading

2016-05-05

S&P500CFD トレード記録

今回は、米国の株価指数である、S&P500のトレード報告を行います。


下図は、S&P500の日足チャートになります。



株取引においては、「Sell in May」というアノマリーがあるようです。

5月になったら下落リスクが高まるので、持ち株を手放したほうがよい、という意味だと思います。


例年、そのような株価推移になっているかは、正直微妙だとは思いますが、ちょうど米株がラリー状態で上昇してきていたので、取引機会かなぁ、とは考えていました。


2,000ドル台に乗せたあたりから、都合3回ほど仕掛けてみましたが、いずれもその後の反発で損切り撤退をしていました。

そして、ちょうど図中の⑤位置で長期チャネル上限にヒットしていたので、4回目の仕掛けで売りエントリーを行いました。


その後、相場は徐々に下方向へ向きを変えて、下側の保ち合い下限まで下がってきてくれて、狙っていた反転チャートパターンの「拡大三角」がほぼ完成形になったようなので、取引公開することにしました。


現状の目標ですが、

2016-03-22高値 2,057.4

2016-02-14安値 1,807.5

2016-04-20高値 2,111.4

を、拡張フィボナッチで結んでできた61.8%戻しの1957.0ドルあたりまでは、下がってもいいのかなぁ、と思っています。


その下には、いろいろと強力な支持線が待っていそうなので、一度様子見したほうが良さそうでしょうか。



今回の取引は、長期レンジ内でできた拡大三角の反転強度を測定することも目的にしながら、進めていきたいと思います。






#Forex #Trading

2016-05-04

トレード記録 GBPJPY

今回は、ポンド円のトレード記録です。


以前、少し触れましたが、BOJ金融政策発表を起点とするトレードを、ポンド円でも始めていました。

今日の東京時間はかなり戻しも大きく、ひやひやしましたが、なんとか安全圏(レンジ下限)まで下がってきてくれました。




今日の戻りで、トレンドラインの接点がなんとなく分かったかもしれません。

オペレーションは、とにかく突っ込みショート玉を、上昇局面で早めに損切りし、同時にヘッジのロング玉を打ちこむようにしています。

結果としては、かなりわちゃわちゃしてますし、評価損も膨らみますが、方向性があっていれば、その後にそれ以上のリターンが見込めるので、思いきった判断を行った方が吉と出やすい感じです。



下図は、GBPUSDの日足チャートです。




トレード戦略としては、ポンドドルが短期的な調整局面になっているようなので、逆三尊形のネックライン付近までは、ポンド円は下降トレンドを形成するのかなぁ、と漠然としたプランです。(笑)

もともと、短期取引の予定だったので、今週末の米雇用統計までには手仕舞いする可能性が高いです。


今のところ、幸運にも恵まれている感じです。

今日は、パンクを覚悟しました…。



#Forex #Trading

2016-05-03

期待利得について トレード理論

今回は、期待利得について考察してみました。


経済指標の発表や、要人発言などを通過した後に、相場が大きく変動することがあります。

また、多くの場合、その時間帯が事前に分かっていることもあります。


これをトレード機会にできないかと考えていくときに、期待利得について押さえておくと、より大きな利益が狙えることがありそうです。


上の図は、期待利得を相場に対してあてはめたものです。

あるレートの起点から、上昇する想定確率が30%で、その際の想定値幅が100pipsの場合、期待利得は、30pipsになります

また、下降する確率が70%で、値幅が20pipsの場合、期待利得は、14pipsとなります。


ここから分かることは、上昇する確率が、下降する確率の半分以下にもかかわらず、期待利得は2倍以上になっているということです。

もちろん相場の世界で、想定確率や想定値幅が最初から分かっていることなどあり得ないのですが、私の考えでは、このような特殊な相場環境が存在する場合があると思っています。



具体例として、本日の豪中銀の政策金利発表で、金利引き下げが発表されましたが、期待利得が偏っていたケースとして挙げても良いのかなぁ、と思っています。


対象ペアはAUDUSDです。


① 指標発表日(含む当日)まで、ダラダラと上昇を続けていた。

   → 市場参加者の、イベント通過後にレートがそのまま上昇していくだろうという、「期待」の表れ


② 市場参加者の建玉比率が、ロング側に偏っていた。

   → レートが急落した場合の下降エネルギーが高い状態
    
   → 想定値幅は、レートが下降した方が大きい


③ 前段の豪CPIで、指標内容がネガティブであり、利下げ観測がされていたが、市場予想は据え置きだった。

  → 利下げが市場織り込み不十分で、「サプライズ」要因となっていた


④ RBAが常々意識していた、「0.75」というプライスよりも高い位置でイベントを迎えることとなった

  → G20で為替介入(実弾、口先)をけん制されており、最近の中銀総裁の口先介入コメントがあまりなかったので、ノーマーク(「サプライズ」要因)になっていた


⑤ 上記④の事由により、為替を押し下げるには、金融政策による為替操作を行わざるを得ない状況だった

  → 下降する想定確率が、普段の政策金利発表に比べて高い状態



以上の推論から、ショート保持でイベントを通過した場合の期待利得の方が、ロングに比べて高かった可能性がありました。

どちらに動くのかを当てるのではなく、「どちらに動いた方がおいしいのか」、を考えるイメージでしょうか。

また、いつでも参入するのではなく、この期待利得が偏った相場環境を見極めて参入した方が良さそうです。


あくまでも推理レベルなので、あまりお薦めできるトレードではありませんが、何かのきっかけになればと思い、投稿させて頂きました。


最後に、今回は、AUDUSD、EURAUD、GBPAUDにおいて、それぞれトレードを行ってみましたので、添付しておきます。

発表直後のティックが少なく、かなり値が動いた後に追撃しているので、初弾を少し大き目にした方がよかったかもしれません。







#Forex #Trading

2016-05-01

EAのフォワードテスト中間報告 EA Meister_v3

今回は、自作EA(Meister_v3)の中間報告です。


前回の報告からかなり時間が経過しましたが、フォワードテスト開始から1年が経過しましたので、区切りのタイミングでのまとめ報告です。


前回記事: http://snepforex.blogspot.jp/search/label/EA

関連記事: http://snepforex.blogspot.jp/p/blog-page_8.html



前回の記事からEAの変更点があまりにも多いので、大きなものだけ挙げます。


  ・ 成績の悪い30分足でのロジックを、ブレイクアウトを起点として、ブレイクとは逆方向へのエントリーを行い、ブレイクアウト後のリバウンドを取る方式に変更

  ・ 上記に関連して、15分足での同方式の運用を開始

  ・ 対象通貨ペアを、ドルストレートペア、クロス円のみ(11ペア)から、スイスフランを除く主要通貨(USD、JPY、EUR、GBP、AUD、NZD、CAD)の組み合わせ(21ペア)へ変更



運用成績ですが、以下は確定残高ベースで、運用開始からのトータルです。


  順張り 4H: ¥500,000 → ¥634,027  + 26.8%

  順売り 1H: ¥500,000 → ¥134,404  - 73.2%

  逆張り 30M: ¥500,000 → ¥509.570  + 1.01%

  逆張り 15M: ¥500,000 → ¥317,441  - 36.5%


30分足という短い時間足でも、ロジックを反転することで、プラス収益を狙えそうな感じになってきました。

基本がブレイクアウト手法なので、年明けからの大相場に強い感じでしょうか。



去年あたりから、大手投資機関でも、マイナスパフォーマンスのところが少なくないということを耳にしていますが、中期的なテスト期間で、プラス収益のEAが出てきたのはかなりの収穫だと思っています。


成績の悪い1Hと15Mは、現在の手法の方向性では改善が見込めそうにないことから、今回のタイミングで運用を中止したいと思います。



以下に、詳細分析(成績の良かったもの)を貼っておきます。


順張り 4H: https://www.myfxbook.com/portfolio/ea-meister-v3-m240demo/1240759

逆張り 30M: https://www.myfxbook.com/portfolio/ea-meister-v3-m30-contdemo/1408420



#Forex #Trading