今回は、ドル円にとって、かなりネガティブなシナリオを考えてみました。
というのも、直近でつけた高値 118.662付近を天井に切り返すようだと、100円を割り込んでいくシナリオも想定しておいた方が良さそうかなぁ、とチャートをぼんやりと眺めながら、ふと感じてしまったからです。
ドル円の日足を見ると、昨年の高値 125.856を付けて以降、上に急騰してはその反動を利用して下げトレンドを作って、下げ幅を広げる値動きが続いてきています。
まずは、昨年11月の高値 123.756を付けた後、120.343まで押した後、123.571まで急騰しましたが、結局 115.970まで下げてしまいました。
下図は、その頃の日足チャートです。
トレンドエクスパンションを計算すると、およそ222.7%付近になります。
続いて、この時の押し対して、121.688まで急騰するわけですが、これまた、ここから下げトレンドとなり、301%エクスパンションの98.787まで下げ幅を広げてしまいました。
クライマックスは、ブレグジットで、記憶にも新しいことかと思います。
下図は、その頃の日足チャートです。
さて、ここまでくると何を言いたいのか分かってきたと思いますが、この後、直近高値の118.662まで急騰してきました。
ほとんど、これまでと同じパティーンになっているような感じです。
あくまでも、このあたりで下方向へ切り返すならば、という前提がつきますが…。
下図は、週足チャートに、同じようなフラクタルが示現すると仮定しての、これからの想定される値動きを表現してみました。
エクスパンションは、200% → 300%ときたので、次は400%とすると、27.258が想定レートになります。
さすがに、この値は経済状況やチャートの節目をまったく考慮していないので、途中月足のサポートがあるので、このあたりで切り返す可能性もありそうです。
今回は、以下の前提条件が必要になります。
1. 直近の高値が天井で切り返すこと
2. 3つ目のフラクタルが示現すること
かなり刺激的な内容で、現実味が全くないですね…。
有事でも起きない限りは…。
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