別の記事で、NZドルの取引について少し触れていましたが、少々困ったことになってきました。
下図は、NZDUSDの4時間足チャートです。
図中のシナリオAをベースに、買いポジションを構築中でしたが、保ち合い下降ウェッジを先週の終値で下抜けしたようです。
下値支持線の引き方によっては、まだだましの可能性もありますが、ドル高の地合いも相まって、上昇力に欠ける展開(高値を着実に切り下げ中)が続いていましたし、下降ウェッジは反転パターンがセオリーだと思うので、まだ上放れする可能性もゼロではないですが、目線は下向き(シナリオB)にすることにしました。
それで、対応策を考えてみたのですが、損切り&ドテンを行うのがシンプルで間違いが少なそうなんですけど、まだ下放れと決まったわけではないのと、分散ポジションで構築されていることを利用して、リスクを抑えつつ徐々に下目線にしていく戦略をとってみようかと考えました。
具体的には、まず来週の月曜日の日足が陽線になることを前提として、メインシナリオに設定します。
理由は、保ち合いブレイクならば、ほぼプルバックの値動きが出現するからです。
これに加えて、今週の週足がピン引け陰線になっていることと、月曜日はロンドン、ニューヨークが閉場していることです。
ピン引けに関しては、本来は来週の週足は陽線になることまであり得るのですが、今回は保ち合い放れとの組み合わせであり、なおかつドル高地合いなので、さすがにこのケースは考えにくそうです。
建玉制御に関してですが、これはまず段階的(例えば、オセアニア開場後1時間毎など)に不利なポジション(高い位置の売り玉)から順番にクローズ(損切)していきます。
不利な方からとした理由は、仮に開場から戻りなく続落していった場合、不利なポジションほど部分損切しにくい心理が働いてしまうからです。
このケースの場合は、売り玉全手仕舞いという選択肢になりますが、これは下から切っても上から切っても同じ(実際にはポジションサイズが異なるので差はありますが、誤差の範囲かと…)結果になりそうです。
これにプラスして、なるべく低い位置で、やや大きめの売り玉を追加します。
これは、あわよくばプルバックの値動きで短期的な利益を得ることを目的としています。
全ての損失をカバーするというよりは、少しでも取り戻せればという感じで玉を追加するイメージです。
あまり大きなポジションだと、火に油を注ぐ結果ともなりかねないので…。
このあたりは、状況次第(相場の勢い)のところもあるので、必須ではなくオプションのひとつとして考えておく程度で。
ポジション単体で利確で終われればよいかな、という程度にして、損切は極早期に実施です。
あとは、売り玉を戻り目と思しきレートで、基本的には火曜日以降に、試し玉から入れていくようにしたいと思います。
あくまでも第2波狙いで、保ち合い下限域よりも下に置いていくようにします。
もしも、保ち合いの中に明確に潜り込んでしまうようなら、売り目線は一旦解除し、残っている買い玉をそのままホールドして、様子見に移行する感じでしょうか。
損切りを前提に、恐れずに思い切って手を打っていきたいと思います。
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