2016-05-28

トレード戦略 NZDUSD 

今回は、NZドルのトレード戦略を報告させて頂きます。

別の記事で、NZドルの取引について少し触れていましたが、少々困ったことになってきました。


下図は、NZDUSDの4時間足チャートです。




図中のシナリオAをベースに、買いポジションを構築中でしたが、保ち合い下降ウェッジを先週の終値で下抜けしたようです。

下値支持線の引き方によっては、まだだましの可能性もありますが、ドル高の地合いも相まって、上昇力に欠ける展開(高値を着実に切り下げ中)が続いていましたし、下降ウェッジは反転パターンがセオリーだと思うので、まだ上放れする可能性もゼロではないですが、目線は下向き(シナリオB)にすることにしました。


それで、対応策を考えてみたのですが、損切り&ドテンを行うのがシンプルで間違いが少なそうなんですけど、まだ下放れと決まったわけではないのと、分散ポジションで構築されていることを利用して、リスクを抑えつつ徐々に下目線にしていく戦略をとってみようかと考えました。



具体的には、まず来週の月曜日の日足が陽線になることを前提として、メインシナリオに設定します。

理由は、保ち合いブレイクならば、ほぼプルバックの値動きが出現するからです。

これに加えて、今週の週足がピン引け陰線になっていることと、月曜日はロンドン、ニューヨークが閉場していることです。

ピン引けに関しては、本来は来週の週足は陽線になることまであり得るのですが、今回は保ち合い放れとの組み合わせであり、なおかつドル高地合いなので、さすがにこのケースは考えにくそうです。



建玉制御に関してですが、これはまず段階的(例えば、オセアニア開場後1時間毎など)に不利なポジション(高い位置の売り玉)から順番にクローズ(損切)していきます。

不利な方からとした理由は、仮に開場から戻りなく続落していった場合、不利なポジションほど部分損切しにくい心理が働いてしまうからです。

このケースの場合は、売り玉全手仕舞いという選択肢になりますが、これは下から切っても上から切っても同じ(実際にはポジションサイズが異なるので差はありますが、誤差の範囲かと…)結果になりそうです。



これにプラスして、なるべく低い位置で、やや大きめの売り玉を追加します。

これは、あわよくばプルバックの値動きで短期的な利益を得ることを目的としています。

全ての損失をカバーするというよりは、少しでも取り戻せればという感じで玉を追加するイメージです。
あまり大きなポジションだと、火に油を注ぐ結果ともなりかねないので…。

このあたりは、状況次第(相場の勢い)のところもあるので、必須ではなくオプションのひとつとして考えておく程度で。


ポジション単体で利確で終われればよいかな、という程度にして、損切は極早期に実施です。

仮に、今回のブレイクがだましだった場合、かなりおいしい感じにもなりそうです。(笑)



あとは、売り玉を戻り目と思しきレートで、基本的には火曜日以降に、試し玉から入れていくようにしたいと思います。

あくまでも第2波狙いで、保ち合い下限域よりも下に置いていくようにします。


もしも、保ち合いの中に明確に潜り込んでしまうようなら、売り目線は一旦解除し、残っている買い玉をそのままホールドして、様子見に移行する感じでしょうか。


損切りを前提に、恐れずに思い切って手を打っていきたいと思います。






#Forex #Trading

2016-05-27

トレード記録 USDCAD

今回は、ドルカナダの取引を報告したいと思います。


前回記事: https://snepforex.blogspot.jp/2016/05/usdcad.html


前回の報告から一週間ほどが経過しましたが、その間に価格は、今週火曜日の1.31870を天井に、反落してしまいました。

トレードとしては、かなり失敗の部類に入ります。

具体的には、3つの失敗をしてしまいました。



下図は、その反落時のUSDCADの30分足チャートになります。



完全に上昇トレンド中の上昇ウェッジです。

ということは、反転パターンがセオリーだと思うので、チャートパターンを認識するとともに、下値支持線を割った段階で、大きめの押しを想定した行動を起こすべきでした。

今回の場合ですと、初弾の位置とほぼ同程度の押しが想定されていたため、一旦手仕舞いし、様子見することができたと思います。

利が乗っている状況だと、どうしてもこのリスク管理(手仕舞い判断)がおろそかになってしまいます…。(まだ行くでしょう、と思ってしまう)


実際には、上値を更新しながらトレンドが継続していたので、ラインを引くこともせずに、慢心してしまいました。

買いポジション構築中には、売り手目線でのチャート分析を行うようにしたほうがよさそうですね…。



もう一つ失敗したのは、この反落後の翌日にBOCの政策金利発表があったのですが、この指標の通過後に、一段レンジダウンしたところで、そこが底だと誤判断してしまい、厚めの買い玉を配置してしまったことです。

発表内容が据え置きだったので、事実売りは出たものの、そのまま全戻しのパターンとの思い込みが強すぎました。

押しを拾うのは良いと思うのですが、軽めに配置して、継続下降のシナリオも想定するべきでした。



最後の失敗として、昨日の最後のひと押しの局面で、損切撤退ではなく、売りヘッジを選択してしまったことです。

しかも、かなり大きなロットの売り玉を配置してしまいました。

じりじりと緩みなく下がっていく値動きに、とてつもない恐怖感が沸き、どうしようもなく狼狽してしまいました。


中期トレンド自体は継続中であることは判断できていたのですが、どこまでも落ちいくとの恐怖から、その短期下落局面で利益を得る(含み損を挽回する)ような戦略を選択してしまいました。

結果的にはそこが大底であり、V字反転で急反発…。

含み損を減らすどころか、逆にどんどんと膨らむ結果に…。


トレーダーとしての正しい行動が、口座状況に関わらずとれるようにしなげけれならないと、またもや反省です。


その後の短期上昇局面で部分利確をおこない、若干ですが利益を得ることができました。



さて、本日はこの後、イエレンFRB議長の講演が予定されているようです。

今週の半ばからは、市場全体のボラティリティも減少し、このイベント待ちのような状況でしょうか。


自分としては、ドルインデックスの日足の状態から、恐らくドル買いで反応するものと思っていますが、念のためポジションは半分程度まで整理しました。

他のドルストレート通貨(USDJPY買い、AUDUSD買い、NZDUSD買い)も同様に、半分程度まで整理済みです。

なんとなく、激しく上下振幅するイメージが沸いていますが…。





#Forex #Trading

トレード戦略 CADJPY ハーモニック

今回は、カナダ円のトレード戦略を考えてみました。

と言っても、ハーモニックパターンを適用できそうなチャート形状になってきたので、これをベースに、今後の見通しを立ててみました。


下図は、CADJPYの240分足チャートです。



カナダ円は長期的には82円から88円の幅のレンジ相場を作っているようです。

そして、足元ではそのレンジの下限域から反転上場に転じているように見えてきました。


レンジ上限域からの下降波に対して、ダブルボトムパターンのようにも見えます。

ですので、そのボトムをA、Cとして、ネック部分の戻り高値をB、前段下降波の起点をXとして、ハーモニックのバットパターンを適用してみたところ、かなりきれいにはまることが分かりました。


C点からPRZのD点を予測すると、88.10の前後に位置しています。

レンジ上限が、おおよそ89円台になるので、少し手前で切り返すイメージでしょうか。



カナダドルは原油価格との相関性を見ておく必要があると思いますが、ここのところの堅調な地合いから考えても、カナダ円の上昇余地はありそうです。

また、日本の選挙相場がそろそろ始まるかもしれないので、円安アノマリーの下支えも期待できるかもしれません。


原油はドル高地合いのなかで、少し売りが出るのかなぁとは考えていましたが、それを差し引いても非常に強いので、逆にそろそろ短期的な反落調整があるかもしれません。

昨日、大台の50ドルにもタッチしました。

ですので、原油価格をにらみながら、深めの押しを想定して、取引を進めた方が良いかもしれません。




#Forex #Trading

2016-05-25

トレード記録 EURAUD EURNZD

今回は、ユーロオージーのトレード記録を報告したいと思います。

twitterで以前共有させて頂いた、EURAUDが高値切り返し反転の形がやや見えてきました。


下図は、EURAUDの240分足チャートです。



3トップと拡大三角の複合パターンのように見えてきました。

確定するまでには、まだまだ時間がかかりそうですし、それまではかなりのリスクがあると思います。


トレーディングベースでは、4月7日の高値 1.52028付近にターゲットを置いてみたいと思います。

チャート形状からは、さらに下値を押していきそうな形(入力上昇波のモーメンタムと保ち合いスケール)にも見えるので、今後の値動きを見ながら、中期的な計画にしても良いかなぁ、と思っています。

打診売り建てからかなり踏まれてしまいましたが、豪ドルがやや調整局面(豪ドル高)になりそうとの事前分析がありましたので、少しリスキーではありましたが、戻り目として判断し、薄く売り玉を配置する戦略でなんとか危ない局面を切り抜けられました…。


関連記事: https://snepforex.blogspot.jp/2016/05/audusd.html


あと、レラティブカレンシー型取引として、EURNZDの売り構築も並行して、ポートフォリオ内に組み込んで実施中です。



EURAUDの30分足チャート



EURNZDの15分足チャート





#Forex #Trading

トレード記録 USDCHF

今回は、ドルスイスのトレード記録を報告いたします。


前回記事: https://snepforex.blogspot.jp/2016/05/usdchf.html

本トレードは、先ほど収益確保&手仕舞いを行いました。


理由は大きく2つあって、一つはビッグナンバーの1.00(パリティ)が近づいてきたことと、ポジションリソースの効率化です。

ひとつのアカウントに対して、最大のポジション数が決まっているので、ポートフォリオ内の他のペアとの兼ね合いで、少し整理する必要が出てきました。

トレンド自体は、しっかりと方向性がでて、非常にトレードしやすい通貨でした。


今後は、少し深めの押し目が来た時に、改めてキックオフする予定です。

その時は、少しサイズアップしてみてよいかも…。


次回FOMCまでは、トレンド自体は継続すると見ていますが、少し上が重そうな感じにも見えるので、調整がくるかもしれませんね。(上がるための下げが必要?)






#Forex #Trading

2016-05-24

トレード記録 EURGBP

今回は、ユーロポンドのトレード記録を報告したいと思います。

あまり大事なポイントではないのですが、他に書くことがないので…。(汗)


前回記事: https://snepforex.blogspot.jp/2016/05/eurgbp_17.html

下図は、EURGBPの8時間足チャートです。



前回から、特に図面の変更はありません。

拡大三角保ち合いの下値支持線(抵抗線)できれいに反落してきたところです。

ロールリバーサルというやつですね。


かなり固いラインだとは思っていましたが、勢いよく下値を拡大した後だったので、かなり深く戻しそう、という感覚があったので、利益がなくなってしまうかもしれないという恐怖感と戦っていました。(笑)

実際、含み益はほぼ5割程度まで減っていました。

反落のラインは直近下降波の38%戻し付近でした。


トレーディングでは、反発上昇の局面で、深い戻りをイメージして、まずは先端のショートを損切し、同時に短期スケベロングを軽く置きながら、上値抵抗線まで微益を得ることができました。

チャートポイントをしっかり意識した値動きになってくれたので、今後もそのような流れが継続するかもしれません。

ただ、チャート形状では、まだダブルボトムのパターンもあり得るので、値動きを見ながら、対応していきたいと思います。





#Forex #Trading

2016-05-22

マーケット分析 AUDUSD

今回は、オージードルのマーケット分析を行ってみたいと思います。


下図は、AUDUSDの4時間足チャートになります。



オージードルは4月21日に高値 0.7835を付けた後、かなりの勢いで価格を下げてきています。

ちょうど、先週に安値を更新したところです。


まだまだ下値を探る展開が続きそうにも見えますが、ぼんやりと拡大三角が見え始めてきました。

保ち合い下限の反応は、きれいに短期反転しているようです。

ただ、これはチャートパターンが確定したわけではないので、あくまでも現段階では、そのようになりそう、という期待込みの目線です。


あまりとらわれ過ぎるのも良くないですが、個人のポジションは、0.75あたりまでのロングが捕まっている状態です。



このポジションの傾きだけ見ると、上がりにくいようにも思えますが、市場参加者の目線は豪ドルに対しては、かなり下がっているように感じています。(売り遅れの話を多く耳にしています…)


大きく調整が行われるには、まだ少しエネルギーが足りないかもしれませんが、何かまだ市場が織り込んでいないファンダメンタルズ要因が、今後じわじわと価格を押し上げていくかもしれないなぁと、漠然とですが思ったり…。

また、他通貨の短期調整、例えば急騰したGBPAUDの調整で、AUDの買い戻しが入る可能性もあるかもしれません。

少なくとも、目線を下側に決め撃つのは、少々危険かもしれません。



誰も買いたくない形は「買い」なので、トレーディングとしては、プライストリガー型の逆張りエントリーですが、先週から少し打診買いを始めています。


ドル高地合いで逆風にも思えますが、ポートフォリオ中に、リスクヘッジ的にドル売りポジションを組み込む意味合い(ドル買いペアばかりなので…)でも、様子をみながら短期的な収益が期待できるかも、と思っています。


ターゲットは、まずは保ち合い上限域の0.73の前半あたり、そして、そこを上抜けてくるようだと、5月4日の安値0.74のミドル近辺まで見てもよさそうです。



#Forex #Trading