2015-08-24の中国ショックによる、為替相場の急変動を通して、自己トレードを分析し、学んだことを忘れずに、次回の大相場に活かすために、記録しておく。
当日も普段通り、為替短期・超短期売買を行っていた。
USDJPYが、大きく上下しながら下落トレンドを形成しつつあった。
短期保有ポジションの評価損益が大きく上下していた。
かねて、USDJPY、GBPJPY、USDCHFの中期投資戦略を立てていたので、その通りの動きになっているとは早々に気づくことができた。
これは、これまでの長期トレンドとは逆方向である。
既に、「中国ショック」というキーワードは、マーケット全体のコンセンサスになっていた。
異変に気付き、評価損益がマイナスのポジションはナンピンはせず、損切り&ドテンをした。
相場の異常事態と認識し、中期、長期ポジションも、全て損切り&ドテンをした。
全てのポジションがプラスに転じ、後は徐々に評価益が大きくなるのを見守っていた。
証拠金余力が急激に増し、増し玉を考えていたときに、相場のクライマックスが訪れた。
利益確定をするかどうか少考(1分程)したが、急激に評価益が減少してきたため、あわてて全決済ボタンを押して、利益確定を行った。
短期、長期ポジションの決済は実行できたが、中期ポジションを運用しているブローカーの決済が、システムビジーで実行できなくなっていた。
超短期ポジションはMT4で運用していたが、これも通信ビジーで操作不能。
まずは、超短期ポジションの損失が深刻だったので、最優先で対応策を考えた。
ターミナル経由のワンクリック操作が不可能だったが、「MT4発注君」経由のEA決済が運よく通ったので、これを利用して、全ポジションクローズを行った。
中期ポジションは、ディーリングデッキは稼働していたが、決済注文が一切通らない状態(システム異常のメッセージ)だったので、対応策がわからず、しばらく茫然とチャートと評価損益を眺めていた。
5分ほどして、全決済ボタンを押したところ、運よく決済ができた。
当日は、システムに不安があったので、これで手仕舞いとした。
翌日から、為替取引を再開したが、まだ急変動の方向に下がっていくのか、それともこれで市場織り込み終了で、巻戻しが始まるのかの判断ができないまま、建玉をしてしまった。
リーマンショック級なのか、それとも一時的な急変動なのか、わからないまま…。
結果、ポジションを立てては、大きな評価損を抱え、損切りドテンを繰り返し、一週間で急落で得た利益の倍の損失をだしてしまった。
【反省点】
良かった点:
・事前にマーケット分析(USDJPY、GBPJPYなど)を行い、相場の方向性が逆方向になりそうなことをイメージできていた。
・2015-07-07から2015-07-08のGBPJPY急落の際の教訓として、回数を決めないナンピンをせず、損切り&ドテンにすることにしていたので、利益を大きく伸ばすことができた。
・投資目的別(超短期/短期/中期/長期)に、ブローカーを全て分けていたので、システム異常による損失を、最小化することができた。
悪かった点:
・短期、中期の方向性が分からないまま、翌日以降、取引を再開してしまった。
⇒「休むも相場」で、大きく獲れた相場の後は、しっかり休みを入れる(参入欲を我慢する)こと。
今回であれば、一週間の休憩が必要だったかもしれない。
・大きく勝てたことで、気分が高揚してしまった。
根拠のない自信(「勝てる投資家」という過信)と、証拠金が増えたことで、ポジションサイズが大きくなってしまい、結果として、大きな損失を生むことになった。
⇒目の前の勝ち負けに「一喜一憂」せず、特に大きく勝った後は、より慎重に、ポジションを小さくして、そろりと参入することが重要。
・オーバーナイトのポジションがロスカットされてしまった。
⇒相場のボラティリティが異常に大きくなっていることを把握し、オーバーナイトはしないのが基本だが、仮にオーバーナイトするにしても普段よりも特段の証拠金余力を持たせることが必要。
以上
#Forex #Trading
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