実際、トレードをしていると、しばしば遭遇するのであるが、どれほど相場における優位性があるのかを検証してみたいと思う。
まずは、「ひげ」とはなにか?
そしてそれが「長い」とはどういうことだろうか?
「ひげ」とは、ろうそく足のボディから上下に伸びた棒のことを呼ぶ。
数式で表現すると、
上ひげ: MathAbs(High - MathMax(Open, Close))
下ひげ: MathAbs(Low - MathMin(Open, Close))
つまり、上ひげは、高値から始値と終値の高い方を引いた絶対値であり、下ひげは、その逆である。
なんだか数式にすると分かりづらいが、図で見れば明らかである。
それではそのひげがどれくらいの長さのときに「長いひげ」と定義すればよいのだろうか?
これに関しては、標準的な定義はないため、便宜的に以下のように定義してみたいと思う。
[1] 対象となるローソク足のひげの長さが、
その前のm本のローソク足のひげの長さの合計値より長い。
[2] 対象となるローソク足のひげの長さが、
その前のm本のローソク足のボディの合計値×nより長い。
[3] 上記[1]と[2]とは、And条件である。
これは、長いひげとは、チャート形状から見た場合に、その前のろうそく足のパターンから、突出して長いひげを形成していなければならい、ということである。
また、例には出していないが、トレンド方向に対して逆側に飛び出たひげのパターンもあるので、忘れないようにしたい。
具体的な数値として、m=6、n=2.5を用いて、検証してみたいと思う。
次回へ続く。
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