それでは長いひげ法則の相場優位性の検証を行っていく。
前回のアルゴリズムをEA化し、MetaTrader4を使用して損益を見てみた。
Setting:
Symbol: USDJPY Period: H4 Use date: 2009-10-27/2014-12-09 Spread: 7
SL: 2200
プロフィットファクターは2.82となった。
このことから、相場における長いひげの法則は優位性がありそうだ。
ただ、システムトレード運用の観点から見てみると、ストップロスを220.0pipsと広めに取っていることもあり、マキシマルドローダウンが21.37%と少しリスクが高いようである。
次に、時間軸に対する優位性の偏りを見てみよう。
Setting:
Period: H1 SL: 900
1時間足ではほとんど優位性は見られなかった。
では日足ではどうだろうか。
Setting:
Period: Daily SL: 1900
日足ではプロフィットファクターは2.57となり、優位性がありそうではあるが、なにぶん母数(トレード数)が9件と立証するには不十分であろう。
以上から、長いひげ法則は4時間足において最大の効果を発揮することが分かった。
ただし、銘柄による特性の偏りの可能性が否定できないため、他のメジャーカレンシーペアで、データ収集をしてみたい。
次回は他通貨ペアでの考察を行ってみたい。
次回へ続く。
0 件のコメント:
コメントを投稿