TSIが0レベルへとスクイーズしていたことと、メジャーレジスタンス(1.16880)を上抜けていることから、上値ブレイクアウトとみてよさそうだ。
まず、このブレイクアウトが起こるまでの過程を整理してみる。
この銘柄は、2011-07頃から始まった上昇プライマリーサイクルを形成中である。
また、2014-12のカナダ主要経済指標は、ほぼ全てネガティブな結果であった。
原油安、カナダ株高という地政学的背景も付け加えよう。
これらの理由から、もともと上振れリスクが高かったにも関わらず、市場はボックス相場を形成していた。
そして、今回の値動きである。
これは投機的な仕掛けの可能性が高そうだ。
これを裏付けるいくつかのポイントを挙げてみる。
・ブレイク前に、だまし下げが観測されること。
・これといった短期地政学的要因(ニューストピック)がないこと。
・CADの雇用統計、USDの雇用統計を控えた前週末であること。
投機的色合いが濃い以上、慌てて飛び乗ることは、リスクが高いかもしれない。
そこで、こういった背景を利用することで、より安全な利益獲得を目指していきたい。
投機的な動きであるならば、以下の特徴がありそうだ。
・テクニカル分析が効きやすい。
・一般的なプライスアクションが期待できる。
そして、本題のトレード戦略になるが、以下の段階的アプローチを組んでみたい。
step[1]: Watch price action
step[2]: Open SHORT for very short term
step[3]: Close SHORT and open LONG
step[4]: Close All position in Thursday
step[1]:
まずは、現在の上昇波をブレイクアウト第1波と仮定し、その切り返しを見極めていく。
リバーサルを慎重に見極める必要があるだろう。
恐らく、40pips以上のプルバックを確認した後でも、十分な値幅は確保できそうだ。
なお、現在の上昇波が上値を押せば押すほど、その後の反動の期待値は高くなる。
ポジションテイクせず、ひたすらレート上昇を願いながら、高みの見物である。
引き波が発生するであろう、もうひとつの根拠も記しておきたい。
これは、詳細は割愛するが、プライマリーサイクルにアンドリューズピッチフォークを当てた時に観測できるレンジ上限を軽々と突破しているからである。
step[2]:
リバーサルが確認できたら、ロット数を軽めにセットアップし、売りで仕掛けてみる。
すぐに利が乗らないようであれば、手仕舞うようにする。
ストップは10pips以下の設定か。
プライマリーサイクル、メジャーサイクルに逆行したポジションであることを常に念頭に置き、早回転を意識する。
step[1]の押しが弱かったり、セリングモーメンタムが弱いと判断したら、ポジションテイクの見送りも現実的な判断に成りえる。
step[3]:
上記の引き波が終焉し、ブレイクアウト第2波が確認できらた、速やかに買い仕掛けを行う。
現時点では、1.1700付近での切り返しを想定している。
本玉の位置づけだが、ロット数はピラミッディングを意識したほうがよいだろう。
転換ポイント付近で、一時的にレンジ形成が発生する可能性があるからだ。
じわじわと、しかし確実に上昇していくレートを見ながら、丁寧に押し目を拾っていく。
step[4]:
2015-01-09の雇用統計を前に、全ポジションを手仕舞う。
雇用統計を睨んだ世界的なポジション調整が発生する可能性が高いからだ。
値動きは複雑になることが予測される。
木曜日のニューヨーククローズ(金曜日朝7:00)までには、ポジションスクエアにしたい。
以上が、当銘柄における現時点でのトレード戦略となる。
今週の注目銘柄のひとつになりそうだ。
#Forex #Trading
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