昨日はギリシャのグレグジットのリスク低下観測と、原油価格の下降トレンドの終焉観測により、EURUSDショートポジションが大きく巻き戻される展開となった。
ただ、今回の反発(23.6% fib 2)は、日足レベルの視点で見れば、自律調整の範囲で、中長期トレンドを変えるまでには至らないと考えている。
テクニカル分析を行う上での、基本セットアップは以下。
アンドリューズピッチフォーク:
price 1: 1.35018(2014-06-05 安値)
price 2: 1.36967(2014-06-30 高値)
price 3: 1.24996(2014-10-03 安値)
フィボナッチリトレースメント 1:
price 1: 1.10960(2015-01-26 安値)
price 2: 1.39503(2014-05-06 高値)
フィボナッチリトレースメント 2:
price 1: 1.28859(2014-10-15 高値)
price 2: 1.10960(2015-01-26 安値)
2015-01-05から中期下降チャネルを下方ブレイクし、加速度をつけた下落は2015-01-26に一旦の底値を付けたようだ。
ECBのQE(量的金融緩和)材料が出尽くしたことから、2月中は短期トレンドは発生しにくいと思われる。
そして、3月に入りQEが実施されると、その効果により再び下降チャネルに沿って下降トレンドを形成し、2015-12-01付近でパリティ(1.00000)を達成、年末(2015-12-31)にターゲット1(0.99000 - 0.93320)に到達、年度末(2016-03-31)にターゲット2(0.93320 - 0.87000)に到達することが予測できた。
もちろん、メジャーサイクルが下降トレンドを継続することを前提にした楽観モデルではある。
ユーロ圏の諸問題や、米国実態経済の停滞懸念が顕在化した場合は、トレンド転換の起点となりうるので、再計画が必要になるだろう。
・ユーロ加盟国の離脱問題
・ロシアとの国際関係緊張化
・他通貨のQEによる相対的なユーロ高(ECBのQE量不足含む)
・米国の金利引き上げ時期の後退
この度のEUR関連の大幅調整により、大きなドローダウンが発生してしまった。
過去のヒストリカルデータからストップ幅を算出しているが、どうも相次ぐ金融緩和によりボラティリティが増しているように感じている。
ストップ幅の点検も含めて、次なるリスク(特に潜在リスク)に備えたいと思う。
#Forex #Tradin
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