そして、その節目となるのは、日本のさらなる追加金融緩和策と、米国の政策金利引き上げというビッグイベントだろう。
そこで、以下に3つのシナリオを考えてみた。
case[1]: FEB-2015に日本追加緩和、APL-2015に米国利上げの場合
case[2]: MAY-2015に日本追加緩和、JUN-2015に米国利上げの場合
case[3]: 日本追加緩和、米国利上げが実施されない場合
または、ロシアデフォルトなど、リスク材料が顕在化した場合
テクニカル指標の基本セットアップは以下。
アンドリューズピッチフォーク:
price1: 75.612(2012-02-01 安値を基準に、チャネルに対してプライスアクションの節目がフィットするよう調整)
price2: 83.766(2012-03-15 高値)
price3: 77.121(2012-09-13 安値)
フィボナッチリトレースメント:
price1: 105.186(2014-10-15 安値)
フィボナッチリトレースメント:
price1: 105.186(2014-10-15 安値)
price2: 121.838(2014-12-08 高値)
日銀の追加緩和は3月という説が有力のようだが、逆オイルショックの影響懸念から繰り上げ実施された場合、現在形成中の三角保ち合い相場を上方ブレイクし、2014-12-08高値の121.838付近で揉んだ後に、米国の利上げによって、上値抵抗チャネルラインも突破し、MAY-2015にはフィボナッチ161.8%の132.140に到達するという、少し楽観視したモデル。
原油価格の早期反発、日経平均の自律上昇など、全てが円安方向に作用したケースである。
ピッチフォークを上抜けてしまうため、中期目標を再計画する必要があるが、USDJPYはMAR-2016時点で140.0-148.0円が予測値となる。
case[2]:
筆者が本命視しているモデル。
2014-11-03に出来た、112.561-112.464のギャップも埋めることになる。
現在、上値を押さえているトレンドラインに沿って下落するが、フィボ61.8%の111.536付近で日銀砲の号令により上昇トレンド転換を果たし、FRBの利上げを以て二段ロケットに点火。
チャネル上限にそって推移し、MAR-2016に130.0-136.3円の範囲に着地することになるだろう。
case[3]:
このシナリオは考えなくてもよいだろうが、リスク管理のためにモデル化した。
MAY-2015にチャネル下限を下抜け、メジャーサイクルの下降トレンド化がほぼ確定的となる。
他のクロス円銘柄に追随する形だ。
中期目標値の再設定が必要になるだろう。
どこまで下落するかは、現時点では不明と言うほかない。
#Forex #Trading
0 件のコメント:
コメントを投稿