スイスフラン関連銘柄はテクニカル的にプルバックを終えて、再びスイスフラン高の方向へプライスアクションしていると考えている。
何が起こるか分からない状況で、スイスフランを扱うことは、非常にリスキーである。
リスク許容範囲(極小サイズ、ストップ徹底)での取引に徹することが前提になるが、ブレークアウト第2波の値幅への期待値は大きくなっていると見ている。
では、どのくらいの変動幅があるのか?
これまでの値動きが利用しにくいため、発表時の値動きをもとに、フィボナッチ分析を行ってみる。
金融政策発表前後の為替レート(ロイター社)
例えば、EURCHFでは、政策発表時の前後でフィボナッチリトレースメントをあてると、61.8%戻しは1.0553となり、発表後の高値が1.0597であることから、フィボナッチ数列が効いているようである。
他の主要通貨ペアについても、比較分析用に計算結果を掲載しておく。
ただし、下にLONG、SHORTがほとんどないことが推測されるため、上昇反転した場合、急騰する可能性が高い(今後溜まっていくSHORTのカバー)ので、細心の注意が必要な環境にあると考えている。
また、スイス政府によるスイスフラン安への為替介入の可能性もかなり見込んでおく必要があるだろう。
すでに、その予兆は表れている。
quote: http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0KL2AW20150112
http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPL3N0UU47H20150115
http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPL3N0UU4T920150115
金融政策発表3日前の政策維持ととれる内容の発言。
発表直後に準備していたかのようなEURCHFの適正レート1.10発言。
SNB総裁の為替介入否定せずの姿勢と、スイスフラン安へのマインド喚起。
どのように受け取れるだろうか。そして、フェアプライスは一体どこに位置しているのだろうか。
#Forex #Trading
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