2016-03-06

マーケット分析 AUDUSD

オージードルの来週の展望をまとめます。


関連記事: http://snepforex.blogspot.jp/2016/03/audusd.html



昨日から、中国全人代が始まっていますが、材料が出てきたので、少し自分なりの考察を入れておきたいと思います。


参照: 中国全人代が開幕、5カ年計画の成長率6.5%以上に



① > 中国経済は世界貿易の低迷や、金融市場の混乱に直面しており、6.5%という成長率が現実になれば、25年ぶり低水準となる。

これは、7.0%前後という前回目標値から下方修正になっています。

単純に考えれば、マイナス材料ですよね。



② > 財政政策では、国内総生産(GDP)に対する財政赤字の比率を前年の2.3%から3%に拡大する。

これも、財政赤字が拡大する方向で予算を立てているということで、一見マイナスのようですよね。



③ > 1000万の雇用を生み出し、業界再編や清算などで「ゾンビ企業」の問題を解決し、2016年の都市部の失業率を4.5%以下に抑える。

これが、結構大きなプラス材料となっているようです。

今回の全人代のテーマの一つである、「石炭、鉄鋼の生産能力の削減」に対する回答となっているようです。



そもそも、中国経済の先行き不安に関して、これまで相当に市場に織り込まれているものと思っています。

その意味では、①、②については、「むしろこの程度で済んだのか」という捉え方をしました。

いわゆる、経済指標値における予測値と同程度の内容に相当するのかなぁ、と。


で、③ですが、具体的な数値目標を設定して、中国政府の「これからも世界経済の牽引役を担っていく」という強い意志のようなものを感じました。

鉄鉱石や銅相場が、にわかに強く上昇に転じようとしている状況を上手く説明できる材料と受け取りました。


供給量が減るので、需給関係の改善により鉱物価格上昇

  ↓

資源生産国の経済好転

  ↓

為替上昇


の流れへの期待感がオセアニア市場へも波及しているのかなぁ、と捉えました。



週明けでAUD、NZDがどういう反応をするのか楽しみです。(上窓か!?)

また、全人代期間中は中国株式への仕手攻撃もしにくいのかなぁ、と思うので、これもオセアニア買い手にプラス材料かと思います。(昨年は、2015-3-14閉幕でした)


あとは、NZの政策金利発表がありますね。

これは、来週のNZDUSDの値動きを見て、作戦を立てていきたいと思います。



#Forex #Trading

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