今回は、貴金属相場の横並び分析を行ってみました。
下図は、金(XAUUSD)の480分足チャートです。
ゴールドは、昨年末の底値から、ラリー相場で最高値を3回更新しながら、順調に上昇トレンドを描いてきました。
今年の2月あたりから、上昇トレンドチャネルに乗って、短期的には上下振幅を伴いながらも、中期的には安定して上昇トレンドを形成しているように見えます。
「怖い」くらいに綺麗に…。
どう見ても、これから1,400ドル、1,500ドルと、上値を拡大していくように思ってしまうような形だと思います。
さて、では他の貴金属として、次にシルバーを見てみます。
下図は、銀(XAGUSD)の240分足チャートです。
なんだか、綺麗な三尊形に見えてきました。
なおかつ、中央から右肩への値動きが、拡大三角保ち合いのようにも見えます。
いかにも、ネックラインの16.9ドル付近を割っていきそうなパターンが重なっています。
最後に、プラチナになりますが。
下図は、プラチナ(XPTUSD)の240分足チャートです。
こちらは、より一層強い反転パターンになっています。
拡大三角のフラクタル(入れ子構造)になっています。
米株価指数のS&P500で同じようなパターンが出現しているので、参考にリンクを掲載しておきます。
関連記事: https://snepforex.blogspot.jp/2016/05/s_13.html
足元の値動きでは、トレンドライン下限でのブレイク & プルバックをしているように見えます。
いわゆる、ロールリバーサルと呼ばれるパターンのようです。
ここまで見てきて、最初のゴールドのチャートに戻ると、何か違和感のようなものが沸きませんか?
年明け以降、ゴールド相場と付き合ってきて、何か腑に落ちないものをずっと抱えていたのですが、ここへきて、その霧のようなものが晴れてきたような気がしています。
「なぜ」、貴金属相場が上昇へ転じたのか?
「なぜ」、金だけが反転パターンを作っていないのか?
相場に答えを求めてはいけないので、これ以上は差し控えますが、週明け以降、タイミングをみて貴金属相場に仕掛けていきたいと思います。
ちなみに、これまでの上昇力(モーメンタム)は、ネックラインの傾きから、プラチナ > 金 > 銀 となっていると思います。
これがもし仮に下降に転じたとするならば、下降の勢いはやはり、プラチナ > 金 > 銀 となりそうです。
勢いよく騰がったものは、勢いよく落ちるので…。
他の商品相場や、株式相場、為替相場などと見比べながら、この深き謎に迫ってみるのも面白そうですね。(笑)
#Forex #Trading
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